防水用塗料
防水用塗料とは
建築物における防水とは、降雨水や生活用水などを遮断し、漏水を防ぐことを目的としている。
建物外部の水が室内に侵入するには、「水が存在すること」「水が通過する隙間があること」「水を移動させる力が働くこと」の3つの条件があり、いずれか1つを除くことにより、水の侵入を防ぐことが出来る。
防水工事ではこのうち隙間・移動力を防ぐ。(wikipediaより)
上記の工事対して有効な工法がいくつかあり、そのうち弊社が取り扱っている塗料をいくつかご紹介させていただきます。
フローン無機防水
フローン無機防水α/フローン無機防水HG
環境配慮、優れた性能の環境配慮型ポリマーセメント系塗膜防水材です。
フローン無機防水シリーズは、高分子エマルションを主成分とするポリマーセメント系防水材です。
飛び火試験に適合し、柔軟性、密着性、諸物性に優れ、中毛ローラーによる容易な施工性を誇る防水材として、安心してご使用いただけます。また、フローン無機放水HGとの組合わせによって、各種トップコートが使用可能となり、仕上げのバリエーション化が図れます。
フローン無機防水αの特徴
1)環境配慮タイプ
水性タイプで低臭、低VOCで、有害物質を使用しておりません。現代ニーズにマッチした人と環境に優しい防水材です。
ホルムアルデヒド放散等級F★★★★
2)特定科学物質障害予防規則
非該当
3)飛び火試験に合格
国土交通大臣認定 飛び火試験の認定を受けています。
認定番号:DR-0326 認定名称:ポリマーセメント系防水表張/コンクリート製下地屋根
4)優れた密着性
改修時の既存防水除去層(モルタル・コンクリート、砂付アスファルトルーフィング等)、既存防水層(砂付アスファルトルーフィング、EPDMゴムシート等)に対しても優れた密着性を持っています。
5)高性能
常温での性能はもちろん、-10℃でも柔軟性を失わずに下地の動きに追従します。耐水、耐アルカリ等の耐久に優れ、長期にわたり防水性を保持します。
6)防滑仕上げ・艶消
フローン無機防水αの保護と料、フローンαトップは高分子エマルションを主成分とする骨材入りのトップコートです。
落ち着いた艶消し仕上げです。(艶有り仕上げ、フラットな仕上がりをご希望の場合は、フローン無機防水HGとの組み合わせで各種トップコート仕上げが可能です。)
◆フローン無機防水HGの特徴
各種トップコートが使用可能。仕上がりのバリエーション化に。
フローン無機放水HGを塗布することで、水性系、溶剤系などの、各種トップコートを塗布することが出来ます。
詳しくはお問い合せください。
1-A.フローン無機防水α-2工法
屋上・バルコニー・斜壁・ベランダ・庇
工程 | 材料 | 使用量 (kg/m²) |
塗り重ね 時間(23℃) |
備 考 |
---|---|---|---|---|
1 | カチオン浸透 エボフライマー※ |
0.2 | 2時間以上 | 原液のまま、中毛ローラー、ハケにて塗布 |
2 | フローン無機防水α | 0.7 | 直後 | 主剤:パウダー=9:7(重量比)の割合で計量、混合、電動撹拌機にて5分程度撹拌し、水道水にて0~3%希釈、撹拌後、坪取りを行った面に数m²ずつ迅速に材料を配り中毛ローラー、コテ、ヘラにて均一に塗り拡げる。 |
3 | フローンクロス30H | ー | 6~24時間 | 前工程の直後に、浮き、しわが発生しないように均一に貼り付ける。 |
4 | フローン無機防水α | 0.7 | 6~48時間 | 主剤:パウダー=9:7(重量比)の割合で計量、混合、電動撹拌機にて5分程度撹拌し、水道水にて0~3%希釈、撹拌後、坪取りを行った面に数m²ずつ迅速に材料を配り中毛ローラー、コテ、ヘラにて均一に塗り拡げる。 |
5 | フローン無機防水α | 0.7 | 6~48時間 | |
6 | フローン無機防水α | 0.6 | 24~48時間 | |
7 | フローンαトップ | 0.3 | 2時間以上 | 水道水にて0~5%希釈、電動撹拌機にて撹拌後、中毛ローラーにて塗布。 |
8 | フローンαトップ | 0.3 | ー |
カチオン浸透エポライマーにしようしたローラー、ハケ等は他の材料と共用しないで下さい。
※1)各種トップコートを施工する場合は、下記1-Bへ
1-B.フローン無機防水HG-α工法
各種トップコート施工の場合(工程5まで上記参照)
工程 | 材料 | 使用量 (kg/m²) |
塗り重ね 時間(23℃) |
備考 |
---|---|---|---|---|
6 | フローン無機防水HG | 0.6 | 24~48時間 | 主剤:パウダー=9:7(重量比)の割合で計量、混合、電動撹拌機にて5分程度撹拌し、水道水にて0~3%希釈、撹拌後、坪取りを行った面に数m²ずつ迅速に材料を配り中毛ローラー、コテ、ヘラにて均一に塗り拡げる。 |
7 | トップコート | フローン防水用トップコート各種 ※ エコトップ遮熱・遮熱シートトップ100・遮熱シートトップ200・シートトップ100・シートトップ200・弾性トップ14・スーパートップ遮熱 |
||
8 | トップコート |
※ 各製品の仕様に従って下さい。ご不明な点はお問い合せ下さい。
カラーウレタン塗膜防水材
フローン♯12 / フローン♯12立上り用
環境配慮、優れた性能の環境配慮型ポリマーセメント系塗膜防水材です。
カラーウレタン塗膜防水材フローン♯12、フローン♯12立上がり用は、コストを重視した材料で、優れた性能と高品質で高度な防水機能を発揮します。
下地亀裂に対する追従性に優れ、弾性のある強靭な塗膜を形成し、水をシャットアウトします。
また、ウレタン塗膜防水材の優れた特性を生かすJASS 8(※1)、国土交通省共仕適合(※2)の工法等、用途に適した仕様が可能です。屋上、ベランダ等の防水材として、耐候性に優れ、数多くの施工実績を持つ信頼性の高い塗材です。
※1 JASS 8 (日本建築学会建築工事標準仕様書・防水工事)
※2 国土交通省共仕(国土交通大臣官房 官庁営繕部監修・建築工事共通仕様書)
フローン♯12標準工法
(国土交通省X-2適合 JASS 8 L-UF適合 LW-3.0CHZ-J工法)
工程 | 材料 | 使用量 (kg/m²) |
塗り重ね 時間(23℃) |
備考 |
---|---|---|---|---|
1 | フローンプライマーH | 0.15 | 2~24時間 | A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、ハケで塗布する。 |
2 | フローンプライマーH | 0.15 | 2~24時間 | |
3 | フローン♯12 | 0.3 | 直後 | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する |
4 | ガラスクロス | ー | 24~48時間 | 前工程の直後に、浮き、シワが発生しないよう均一に貼り付ける。 |
5 | フローン♯12 | 2.0 | 24~48時間 | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する |
6 | フローン♯12 | 1.6 | 24~48時間 | |
7 | スーパートップ遮熱 トップ14シンナー |
0.2 0.02 ~0.04 |
ー | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、撹拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布する。 |
フローン♯12標準工法
(国土交通省X-2適合 立上がり仕様・JASS 8 立上がり仕様 適合 LW-2.0CHZ-J工法)
工程 | 材料 | 使用量 (kg/m²) |
塗り重ね 時間(23℃) |
備考 |
---|---|---|---|---|
1 | フローンプライマーH | 0.15 | 2~24時間 | A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、ハケで塗布する。 |
2 | フローンプライマーH | 0.15 | 2~24時間 | |
3 | フローン♯12 立上がり用 |
0.3 | 直後 | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、ゴムベラ、砂骨材ローラー、コテにて塗布する |
4 | ガラスクロス | ー | 24~48時間 | 前工程の直後に、浮き、シワが発生しないよう均一に貼り付ける。 |
5 | フローン♯12 立上がり用 |
1.3 | 24~48時間 | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、ゴムベラ、砂骨材ローラー、コテにて塗布する |
6 | フローン♯12 立上がり用 |
1.0 | 24~48時間 | |
7 | スーパートップ遮熱 トップ14シンナー |
0.2 0.02 ~0.04 |
ー | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、撹拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布する。 |
FRP防水
リマスター
FRP防水材で、戸建てベランダを中心に、ビル・マンションの屋上防水として用いられています。
リマスター工法は標準工法で、あらゆる施工部位に対応。さらに、下地の動きを緩衝するリマスターRマットとFRP防水の複層防水システムも好評です。また、ガラスマットを使用しない非ガラス工法で環境対策問題に取り組んでいます。
- 軽量で躯体構造物に負担がかかりません。また、他の防水材に比べ数倍の強度と表面硬度を持つ防水塗膜をつくります。
- 樹脂防水材に比べ、圧倒的な耐酸性があり、酸性雨から建物を保護します。
- 硬化時間が極めて早く、添加量の調節により任意に硬化時間をコントロールすることもでき、工期短縮、人件費の削減が可能です。
- 強度はもちろん、耐衝撃性、耐磨耗性、耐薬品性、対候性に優れ、長期にわたり躯体構造物を保護。表面に磨耗が生じた場合でも、保護層の塗り替えで防水性能を維持します。
- 絶縁緩衝マット「リマスターRマット」を用いたFRP複層防水システム工法が下地の動きを緩衝。優れた下地追従性で防水層に影響を与えません。
水系簡易防水塗料1液アクリル樹脂系
IPライトプルーフ
耐水性、柔軟性、耐候性、施工性、安全性、密着性に優れています。
- 簡単ローラー工法により、均一厚膜施工
- 軽歩行用(骨入り)。非歩行用(ベース)の2タイプがあります。
- F★★★★
- 超低VOC
- 豊富で鮮やかな原色を取り揃えることにより、淡彩から濃彩色まで幅広い調色が可能(高耐候性顔料仕様)※ベースタイプのみ